上司が「先輩の真似はしなくていいから、自分のやり方で自由にやってみなさい」と言って若い社員に自由な発想で仕事をさせるということは当たり前です。
会社が提供する教育研修プログラムにも、若い社員に興味を持たせる仕掛けを用意し、自分で考えさせよう、体験させてみようというユニークなものが多くあります。
私はAの人事部で採用に長く携わった経験がありますが、Aの採用担当者は、一人ひとりがこの会社で一緒にやっていける自分たちの仲間を集めているのだという意識を強く持っています。
そして、すでに完成された能力を持つ人ばかりではなく、たとえば、面談で自分を上手に表現できなくても、伸びる可能性が感じられる人を積極的に採用しようとする傾向が昔からあるように当社の規模はまださほど大きくありませんから、業界への影響力は小さなものかもしれませんが、さまざまな人材ビジネスを展開しながら、こうした姿勢やあり方をもう少し世の中に普遍化していきたいというのが、人材派遣会社を経営する私としての願望です。
その意味では、当社が始めたIT新卒特定派遣ビジネスは、Aグループの「人を採用する」「人を育成する」という力や、「この会社で一緒にやろうよ」という共同体的な風土の良さが集約された事業だといってよいでしょう。
当社が始めた最初にこのビジネスの検討を行ったとき、IT技術に特化して技術者を育成しながら新卒派遣を行うというコンセプトは他社には見かけず、ユニークだと思いました。
トライする価値があると判断しましたが、正直に言えば「えいやっ」という気持ちで始めたのです。
これほど優秀な人たちが集まってくれるとも、これほど辞めずに定着するとも、これほどみな元気に頑張ってくれるとも思っていませんでした。
社員に感謝するしかありません。
2006年3月に1期生が5年間のプログラムを初めて終えますが、彼ら彼女らは本当に凝縮された5年間を過ごしました。
ずいぶん葛藤し悩んだ社員も多いと思うのですが、よく成長しました。
大したものだと思います。
社員の意識の高さにも驚かされます。
実は、IT新卒特定派遣ビジネスが黒字化達成したお祝いに、いささか豪華に東京湾で3周年記念船上パーティーを催したことがありました。
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